特別になりたくて。

【9】




生徒会室の前でコホン・・・って咳払いを1つしてドアを開ける。


「失礼しまぁす・・・」


てっきり先生がいると思ってたけど、拍子抜け・・・

しーんとした生徒会室にあたしの声だけが響く


「何よ・・・、顧問ならちゃんと先に来ててよね・・・」

いつも五十嵐先生が座ってるソファに向かって呟いてみる


大「遅かったね-」

「っっっっっ!!??」

心臓が止まるかと思った。・・・・・・いや、止まった




「な、っ!?い・・・先生!!?」

大「ドア、開けっぱなのな?会長ちゃん不用心ーっ」


振り向くと、ドアの前にジャージの五十嵐先生がたってた


大「今日は涼君は?」

「・・・後で顔出すって言ってました」

大「ふーん、じゃ2人っきりだ」

「・・・・・・」



先生はそう言って笑うと、いつも座ってるソファの前を素通りしてあたしの隣に座る




一人で座ると広々なソファも、先生と2人で座ると窮屈で






ちょん・・・っと触れた肩がじわぁって熱くなるのが分かって



ドンドンいい始める心臓に必死に『静まれ』って言い聞かせた