特別になりたくて。

【4】




大「・・・あ、会長ちゃん。はよー」




・・・・・・何でこう、あの人は気付くんだろう



「・・・・・・・・・・・・」

大「おーい、会長ちゃん!!」

「・・・神崎君、行こう」



先生の声を無視して、神崎君の腕を引く



女「は?何であいつ、大牙のことシカトしてんの?」

女2「何様のつもりだよ」


女子の視線と声が痛い

だって、挨拶返したら返したで『調子のんな』とか言うくせに・・・




大「おめーらがうるせーからだろ。・・・ほれ、さっさと教室行け」

女「えー、大牙冷たーい」

大「大牙先生、な」

女2「いーじゃん、そんなの。てか、彼女にして!!」

大「あほか、お前は」



・・・別にかばってくれなくていいのに

見えない距離に、心臓がきゅー…って潰されそう



せめて、あの子たちと同じように冷たくしてくれたら期待なんかしないのに・・・


蒼「・・・何止まってんのよ、行かねーの?」

「・・・・・・え?」

あたしの顔を覗き込んだ神崎君に言われて気付いた、いつの間にか止まってた、あたしの足



「あ、行く!!」

もつれそうになる足を無理矢理動かして、2人で教室に向かった