特別になりたくて。

【13】


のそっと立ち上がった先生は

きゃははと笑うその子の鼻をむぎゅっとつまんだ



女3「ちょっとやーめーてーっ///」

大「つーかこんな時間までなにしてんだよ」

女「補習だよ。あのハゲ、超長いの話が」

女2「しかも全然分かんないし」

大「おまえらがアホだからでしょ」

女3「は?大牙だってアホじゃんか」

女「でもスキ。アホでもスキ」



先生の服の袖を引っ張って『スキ』なんて言うその子に



何故か無性に腹が立った



女2「あ。これ大牙のー?」


ココアをひょいって取り上げたその子が


『ちょーだい』って可愛く口を付ける




あっ・・・て思って見上げたら

先生と視線がぶつかって

何考えてんのかよく分かんない目で私を見るから







逃げるように・・・その場を離れた