「ほら、ついたぞ。」 山道の端に車を停め、 藤田くんは外に出た。 あたしはあわてて追いかける。 さむ… 身震いしたら 顔をマフラーで覆われた。 「!!!」 「なんでお前マフラーないねん。 アホやな。これ巻いとけ。」 タバコと香水が混ざった 少し甘い香りがして あたしはまたドキドキした。 ここどこ? 山道の階段を登り始めた彼に ひたすら付いていく。 辺りは真っ暗で怖い。