「あたしねー。あの人のことすきかもしれない」 「あの人って…まさのこと?」 「うんー」 はじめて同じクラスになったのは、小学6年のときだったね。 あたしにとって君は、「好き」とは違う、「かっこいい」という「憧れ」だったんだ。 だって、あたしには、好きな人がいたから。 まさ。 それが、あたしの、当時の好きな人だったんだ。