特上男子

笑いながら受け取ってくれた智輝さんの隣には、同じく笑っている男性が立っていた。


大人の色気プンプンです。



『初めまして。いつもライトから話は聞いてるよ』



ライトから?


はッッ!!


ここ社長室やんね!?


って事は……。



「ライトのお父さん……ですか?」

『そうだよ、いつも息子がお世話になってます』



子供が3人もおるように見えんっちゃけどッッ。


うちのお父さんとは大違い……。



「私の方がライトにはたくさんお世話になってます!!」



ライトパパの優しい笑顔に今にも溶けてしまいそうやん。



「あの、私はそろそろ失礼しますっ」



今日使う資料って事は今からまだ仕事するって事やもんね。


邪魔になる前に帰ろう。


本当はもっと一緒におりたいけど……。