「昔のこと、ちゃんと覚えててくれたんだね」 涼平が自分のことを覚えていてくれたことが嬉しくて 自分と思い出が残っていたことが嬉しくて さっきとは違う意味で泣きたくなった 「当たり前 それにね、男は結構引きずるタイプ多いよ」 「引きずってもらえて光栄です」 思い出として引きずってもらえるだけの彼女だったのか 少しそんなことが気になった 「俺だって朱希と別れてからずっとフリーだし? 考える時間はいっぱいあったし? そりゃ引きずれるだけ引きずりますよ」