【凍結】満月に会う日まで



「あ…それ……」

夏希の持っていた包丁は

確かお母さんとお父さんが
夏希の誕生日にあげていた物


お母さん達は料理人だ

私に「料理人になれ」

と、小さい頃から言われ育った

その時の目は

今でも思い出したくない


記憶


ほら…ハッキリとカラーで出て来る


嫌な記憶


この能力が無ければ…と


何度も思った