【凍結】満月に会う日まで



「ありがとうございました」

ダルそうな挨拶をした

コンビニ店員の声を後にして

私達は外へ出た


涼くんは甘い物が好きみたいだから
ココアを渡そうかな、なんて

マンションの前に来て

涼くんは帰ろうとしていた


「涼くん」

急いで声をかけた

すると無言で振り返ってくれた

私はココアを袋から出して
涼くん目掛けて投げた