それから私は大急ぎで原稿を仕上げ

玄関を出ようとした

「じゃ…じゃぁ……行って…き…」


━━━━ガンッ

「痛っ」

ふらふらしていた為
玄関のドアで頭を打った

━━━━カタンッ

遠くの方から音がして

振り返ってみても……誰も居ない


私は不思議に思いながら
睡魔と戦ってやっとの思いで
いつもの待ち合わせの場所についた