「もう大丈夫?」


夏希は私のおでこに

手を当てて


「熱下がったみたい」


ヘニャリと笑って言った

制服ではなく

私の部屋着は
うっすらと濡れていた


「熱出たんだ…」


「うん、大変だったんだよ?」


少しプクッと
頬を膨らまして言った


「ごめんね…」