【凍結】満月に会う日まで




「そんな頭脳俺も欲しかったよ…」



何て犬耳をシュンとさせて
彼は言った


見ていた女子はみんな

胸をキュンとさせたのに


歩夢くんは気づかない



「こんな頭脳なんて要らないよ…」



私は

消え入りそうな声で呟いた


そんな一言は
ガヤガヤしている教室の


みんなの誰の耳にも




届かなかった