「…ちゃん…お姉ちゃん!」

「…ん?」


私は誰だと思って
重たい瞼を無理やり開ける

…だけど睡魔には勝てなくて

開けかかった瞼を

また閉じる


それを何回も繰り返していた

起こした人は痺れを切らしたのか

私の肩を掴んで

ゆさゆさと揺らす


揺らす度にギシギシと
ベットが軋む音が

夢の中に入りかけている私の
耳にもハッキリ聞こえてくる