そして、部費決算報告、新入生の歓迎会の説明も終わり、神川が俺らのところに来た。 『赤木くん、皆森くん、ちょっと来て?』 俺らは何も言わずに神川に付いていった。 講堂の入り口ら辺で神川が足を止めた。 『赤木くん、皆森くん、新入生の前で注意されるとか、あり得ないから。』 神川はキリッとした表情で、そう言った。