「あー………うん。実は隼人と付き合ってるんだ」 あたしはサラッと答えた。 それにはさすがに隼人もビックリしたみたいで目を丸くしていた。 隼人の彼女役するの、慣れちゃったってゆーか、なんてゆーか。 あたしがそう答えたとき。 お母さんが一瞬、哀しそうな目をしていたことにあたしは気付く由もなかった。