「 ・・・・・泰雅、私を好きになってくれて ・・・好きでいてくれて、ありがとう 」 面と向かっては、言えないから。 温かい体温も、この腕も、吐息も 全部好きで、大好きで、 ”伝わりますように” そう思いながら、先輩にぎゅっと抱きついた。 「 ん・・・・葵? 」 モソモソと動きすぎたせいか 先輩が起きてしまった。 「 おはようございます・・ 」 「 ・・・おはよ 」