「 なに? 」 「 立ってください 」 「 ・・・・なんで 」 放っておくと、また次の授業を サボりそうな先輩を立ち上がらせようと 私の手を掴んだ先輩を引っ張った。 ─────────ドサッ 「 ほら、ちゃんと俺を立たせないと 危ないだろ?葵? 」 勢いよく立ち上がった先輩が 私の背中に片手を回して もう片方は後頭部を支えて、 気付けば私は、図書室の 机の上に押し倒されていた。