パソコンの電源を落として ソファに深く腰掛ける。 目を閉じると真っ先に 葵の笑顔が浮かんできて、 「 ・・・・・・会いてぇ・・ 」 伸ばした手は、何も掴めずに ただ天井を仰いだだけだった。 ────────────・・一週間前。 葵を抱きしめたまま寝ていた俺は 物音に目を覚ました。 葵を起こさないように、そっと ベッドから出て、物音のした方へ 足を向けた。