もうすぐ授業が始まる。 めんどくせぇけど、 出とかねぇと・・・ 気だるい体を起こし、 適当に資料を片付け、 教室へ向かおうと 保健室から出る。 無意識に零れそうになる 溜息を押えつつ、 鍵をかけようとドアノブに 手を伸ばした。 ─────────────ドンッ 「 ・・・・ってぇ・・ 」