「大丈夫かなぁ。」

 「愛華、お母さんみたいになって
  るよ。」

だって、優奈ってなんか抜けてるから…。

 「…あ!!!!」

 「今度は何!?」

声が聞こえた方を向くと歩斗が頭を抱えていた。

 「…歩斗、どーしたの?」

 「…カロリーメイト忘れた…。」

…コイツ…。

 「弁当あれば足りるだろ!」

 「いや、あれはオレのエネルギー元
  なんで…。」

 「意味わかんねぇ…。」

暗い表情の歩斗と目が合った。

 「愛華ぁ…。
  カロリーメイトぉ…。」

何で泣きそうになってんの!?

可愛いとか思っちゃうじゃん…。