小豆side


時は放課後

ただいま、私は

CRSの部室にいます

「・・・と言うわけで、今回の報告は終了よ」

鈴可ちゃんが紙束を

ポンポンとまとめて喋った

CRSは悪霊の退治を

警察部隊と繋がって行っている

しかし、学校では

風紀委員と言う名で知られていて

主に普段は学校の設備や不具合を

超能力などで見極めていた

「あーやーっと終わったああああ」

色葉ちゃんがぐいーんと背伸びをした

「お前、何もやってないだろ」

千歳くんが軽くツッコミ、

てへっと可愛く色葉ちゃんは

舌を出して笑顔だった

・・・倉子さん騒動から2週間

んでもって、私が保健室に閉じこもって

一日を過ごしたあの日以来、

真面目・・・に学校に行った

まあ、幽霊騒動慣例の事件事故がなかったから、

霊能力者の私は

いらない体力を使ってないので、

どうにか力尽きず毎日を暮らせているのだ

それに・・・クラスの子とは

ちょっとは仲良くなれたかも・・・?

や、でも今はCRSの皆と一番仲がいいわけだが

「さて、帰りますかー」

結城くんがカバンを持って、

ドアの方へ歩み寄る

「あー、ゆーくん待ってえ」

「相変わらずうるさい奴だ」

色葉ちゃんと千歳くんも教室から出て行った

「はあ、もうあのバカコンビはヤダわ」

鈴可ちゃんがため息交じりに私に語った

でも、どことなく嬉しそうなんだよね