症状は肺炎。 肺にたまった水は1リットル近く注射針で抜かれていた。 母の背中には水を吸い上げるために針が固定されたままだった。 痛々しくて目を逸らしたくなる光景の中、一人冷めた気持ちで母を見つめた。 そこに生きているのに、どうして悲観するのか。 私にはわからなかった。