「あのね、史織。

 弥生ずっと頑張ってたわよ。

 姉ちゃんの誕生日くらい楽しんでもらおうって…

 まぁ、史織も疲れてるかもしれないけど、

 弥生はこれ、一ヶ月くらい前から計画したりして頑張ってたのよ。

 史織はそんな弥生の気持ちを踏みにじったのよ。

 それだけは…」

 どうせそれだけは分かって頂戴ね。

 とか言うつもりだったんでしょ?

 はっ!

 私はもうそんな純粋じゃないわよ。

 毎日、毎日疲れたよ。

 あぁ、明日も仕事。

 もうやんなっちゃう。

 私のことなんかほっといてよっ!!