「一緒に、寝よう」

ハギの部屋には、シングルベッドが、当然ひとつ。

覚悟しなきゃ、ダメ??

でも・・・

私には、まだ、覚悟ができない。

「落ちないように、千里は壁際ね」

布団を整えて、私の場所を作ってくれた。

「・・・ありがと」

布団に入って、電気が消える。

窓の外の雪が、反射してる。

カーテンを閉めても、窓の辺りが明るい。

壁に向いて、小さくなってる私。

「チィちゃん」

優しい声で、呼ばれる。

後ろから、ギュッと抱きしめられた。

「俺、チィちゃんのこと、大好き」

「うん」

髪にチュッと、キスされる。

「おやすみぃ」

ハギの優しさが、全身から伝わってくる。

私の気持ちを、ちゃんと分かってくれてるんだ。

「私も、大好きだよ。オヤスミ」

最高に幸せな、クリスマス☆