加奈枝の自宅を出て
いつも通い慣れてる
オレが住むこの街…
YONAGO市街を通り抜けていく。
途中…
あるカラオケボックスが
視界に入ってきた…
へぇ…この店
懐かしいぜ…
昔いずみと付き合ってた頃
一回だけ一緒に来た。
いずみから次々に曲をリクエストされてオレが
その日たまたま歌った曲の中のひとつに
B'zの
「どうしても君を失いたくない」がある。
オレはB'zの曲は大得意だ。
数曲歌った中から
選り出したのが
この曲だよ!
この日を境に
オレのカラオケ十八番とした。
お前との思い出の歌…
CDもちろん持ってるし
いずみと別れてからも
コイツだけは手放さなかった。
あの当時、いずみお前から
ガチで『歌え』つって言われてよ~
オレはガンガン歌いまくったぜ!
お前は
『孝次あんたは喋る声は低いのに歌い出すと声甲高いな~』
おうょ!
ガンガンに
声張り上げるぞ!
…CD車の中に確か…
あった。
再生する…
オレの十八番…
流しながら
自宅へと急ぐ…
オレが帰宅したときは
9時近くになっていた。
いずみが出迎えてくれて
オレに抱きついてきた。
「お疲れさま…」
「子守ありがとな」
「う~んあんたの子供可愛くてたまらん♪」



