YONAGO-LOVE STORY【2】


加奈枝の自宅を出て

いつも通い慣れてる

オレが住むこの街…

YONAGO市街を通り抜けていく。
途中…

あるカラオケボックスが

視界に入ってきた…

へぇ…この店
懐かしいぜ…

昔いずみと付き合ってた頃

一回だけ一緒に来た。

いずみから次々に曲をリクエストされてオレが

その日たまたま歌った曲の中のひとつに

B'zの

「どうしても君を失いたくない」がある。

オレはB'zの曲は大得意だ。
数曲歌った中から

選り出したのが

この曲だよ!

この日を境に

オレのカラオケ十八番とした。

お前との思い出の歌…

CDもちろん持ってるし
いずみと別れてからも

コイツだけは手放さなかった。

あの当時、いずみお前から

ガチで『歌え』つって言われてよ~

オレはガンガン歌いまくったぜ!

お前は
『孝次あんたは喋る声は低いのに歌い出すと声甲高いな~』

おうょ!
ガンガンに
声張り上げるぞ!

…CD車の中に確か…

あった。

再生する…

オレの十八番…

流しながら

自宅へと急ぐ…

オレが帰宅したときは

9時近くになっていた。

いずみが出迎えてくれて
オレに抱きついてきた。
「お疲れさま…」

「子守ありがとな」

「う~んあんたの子供可愛くてたまらん♪」