海のみえる街


「お〜い。香川さーん。お呼びだしだよー」

「え?」

ちさの返答に困っていたちょうどそのとき、クラスメイトの男子が教室の入口から私の名前を呼んだ。
見るとそこにいたのは…


「月野。ちょっと…」


た、環…だった。