ベランダにでて海をみた瞬間、見つけた。

あの人影を。


その人はガードレールに座って海をみている。



途端に私は彼は寂しさを癒しにきているんじゃないかと思った。



私がそうだから。




「月野…」



なんとなく口から自分の名前をだした。



少し、安心した…。