「…ッ!?」 「あずちゃん!?」 「あず!?」 急遽空気が一変する。 息が、苦しい。 私の首には何者かの腕が巻き付いていた。 そこにじりりと力が籠るたび、呼吸をするのもままならなくなる。 誰か、助けて! そう願ったのに、案の定みんなは笑いを堪えたような顔をしている。 なんでそうなるの!? 目の前で人が殺されかけてるのに、放置プレイって! 「…ふ。」 がーん。 ふ、じゃないですよ斎藤さん。