俺たちはサッカー観戦を終えて、競技場の近くの俺ん家に場所を変えた。
俺は健全な男子高校生だけど、
まだ園田とは…………な。
早まっちゃいけないし。
「鷹野の部屋って男子高校生の部屋じゃないねー。」
「それはいい意味で?」
「うん。だってエロ本とかない!」
………だからか。
園田は俺の部屋に入ってきて早々、部屋をキョロキョロし始めた。
だから、ずっと気になっていたんだけど。
「それに片付いてる。」
そういって、園田は俺のベッドに座る。
あ―――。
もう勝手な行動をしないでくれ。
「鷹野ー。」
「何?」
「元気?(笑)」
「今、奮闘中。」
そう。
俺の理性と。
「元気、元気?(笑)」
「園田、そのネタで楽しむな。ややこしいから。」