「すいません。おじさん、おばさん…。僕はあなたの大切な娘を愛してしまいました」 僕は菜乃と両思いになった日、夜中帰ってきた両親に告げた。 「この家を出て行くつもりです…」 菜乃に黙ったまま。 両思いになれなくてもなれても出て行くつもりだった。 僕が生きているのは、この二人のお陰だから…二人の大切な娘に手は出しては駄目だ………。