「ここはXを……」




分からない……。



私の頭は今にもパンクしそう…。

なんで、要くんは変わり者なのに分かるの…?






「菜乃…」



要くんは、顔を近づけて手をひらひらとさせる。


私は急いで顔を上げた。




「少しだけ、休みましょうか」



要くんはそう言い、椅子から立ち上がった。