「ねぇ、マリー。僕、祈りの言葉、覚えたんだ」

 マリーにとっては嬉しい報告だったが、茶神の瞳は悲しそうだった。

 「そう!凄いわ!皆覚えるのに時間がかかるものなのよ!サガミくんは天才ね!」

 マリーの笑顔に茶神は笑い返した。