「第一印象は…銀髪の天使、ですかね。すごく、綺麗で…まさか殺人集団のボスだなんて、思いませんでした」

 「…殺人集団、ねぇ」

 ネコ耳男の呟きは鈍いキースには届かない。

 「それと、なんで机の上に座ってるんだ、ですかね」

 「そうですねぇ。是非止めてもらいたいですよねぇ」

 「クラウンさんは、さ、茶神サマの何なんですか?店の誰も茶神サマと言い合う人はいませんし…」

 
 「そうですねぇ…ポジション的には執事ということになっていますが、茶神様に言わせれば私はいい暇つぶしの道具でしょうねぇ」

 「ひ、暇つぶしですか…」

 「あまり、深く考えないほうがいいですよ。精神が崩壊しかねませんから」