――――――――――――* 恐れていた学校祭の日は、 すぐに訪れた。 学校祭は夜の8時集合。 「気をつけていくのよ」 「大丈夫!!」 家を出てバス停に向かうが、 すっかり辺りは真っ暗。 「早くこないかな、バス」 道路には人通りも車通りも全くなく、 聞こえるのは虫の声とかすかに海の波音だけ。 少し心細い…。