下り坂



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恐れていた学校祭の日は、

すぐに訪れた。


学校祭は夜の8時集合。




「気をつけていくのよ」


「大丈夫!!」



家を出てバス停に向かうが、

すっかり辺りは真っ暗。



「早くこないかな、バス」



道路には人通りも車通りも全くなく、

聞こえるのは虫の声とかすかに海の波音だけ。


少し心細い…。