――――――――――――* 次の日、 体をだるく感じる中学校に向かう。 嫌だな、なんか牧とも会いづらいし…。 「はぁ~」 昨日から何回タメ息をちいたことか。 校門の前で立ち止まる。 いっそこのままさぼろうか…。 「お、真里おはよ~!」 そういってきたのは奈美だった。 「おはよ、奈美」 「あれ?顔色悪いよ? 大丈夫?!」 「えっ?!あっ、全然! 大丈夫大丈夫!!」 作り笑いをしてガッツポーズしてみせる。 「そかそか、気のせいか!」 にこっと笑う奈美に、 心が少し和らいだ気がした。