愛夏のお通夜もお葬式も、 牧は涙も浮かべなければ、 思いつめた顔おして愛夏の遺影を眺めていた。 「牧、お前のせいじゃないから」 俺は愛夏が死んでから、 何度この言葉を牧に言ってきただろう。 「あいつ、牧に死んでからも迷惑かけやがって…」 「なぁ佑」 「ん??」 「死んだ人ってさ、どうなるんだろ」 「んー、星になるんじゃねぇの??」 「じゃぁ俺、一生星見ないや」