咲揮side 私は大財閥の弥薇家の長女として生まれた。 私が生まれた時にはすでに6歳上の兄が居た。 でもその兄遥揮は身体が弱かった。入院するほどではなかったが倒れたりしていた。 私は彼に一生残る傷をつけてしまった。 嫌われても仕方がないんだ。 それに私は弥薇家ではきっといらないんだ。