キミとの距離







切なそうに目を細める純に

胸がきゅんと締め付けられた







「・・・・・・・・純・・・」




「ん?」




「本当にモデルやめたの・・・・・?」




「うん、やめてほしくなかった?」






純の問にあたしはフルフルと首を横に振る




・・・・・・・・・・やめてほしくなかったわけじゃない

でも、純はモデルの仕事好きだったでしょ?

あたしが雑誌買ってカッコイイっていったら

嬉しそうにするでしょ?



・・・・・・・・そんなあたしのせいで

やめてほしくなんかないもん






「・・・・・・・・・芽衣のせいじゃねぇーよ」




「え?」




あたしの考えていることがわかったように言って

純はあたしの頭に手をおいた