初めて一緒に歩いた道

初めて一緒に乗った電車




ひそひそ話も気にならない

電車に乗っても純は手を握っていてくれた




もう、心配することなんて何もない








「・・・・・・ここ、俺んち」




「・・・・・・わぁ」






初めて行った純の家

そんなに新しくはないけれど

風合いのあるお洒落なマンション







「・・・・・・・・はいって」




「・・・・・お、お邪魔します」








まさか、純の家にこんな堂々と

来る日が訪れるなんて思わなかったよ