_____________________________純 said








俺は夢でも見ているんだろうか

ついには幻聴も聞こえてきたのか?






芽衣が電話に出ると男の声がした

仲良くしゃべっているのを見て

むしょうにイライラした





「俺の女だ」





気が付いたら芽衣から携帯を

取り上げてそう言っていた





まじ勘弁してくれよ、俺

何勝手なことしてんだ




目の前の芽衣は少し困ったような

驚いたような顔をしていた








「・・・・・・・・・純」




見ると、芽衣が泣きながら俺に言った