「・・・・・・・え？」
聞いたことないくらいに低い声
見たことないくらいに鋭い目
・・・・・・・・怖い
「・・・・・・純と、まだ付き合ってるのって
言ってるんだけど？」
「・・・・・・」
威圧されてうまくしゃべれない
働かない頭で最大限に整理した
・・・・・・付き合っている？純と？
実際わからない
あの光景を見て、あたしはもう駄目だって
思ったけど直接言ったわけじゃない
・・・・・・・でも、きっと・・・・・
「・・・・・付き合ってないです」
そうしか、ない
その言葉がなんだか情けなくて
今にも涙がこぼれそうになった
