それにしたってメールの返信もないもんだから

俺は気が気でしゃーなかった



手に持っている雑誌にも

集中できないほど



とにかく窓の外をじっと

見て絶対見逃さないようにしていた






芽衣が通ってもすぐわかるように





芽衣になにから話そう

わかってくれるだろうか



そして、言おう

芽衣しかいない、と

この先何があってもずっと

一緒にいたい、と






言葉にしたことのない言葉を

芽衣に言いたいと思った







・・・・・・・・・でも、そんな簡単にはいかなかった