便利屋




『え…なんで名前…』


ふふっと華おばあちゃんは小さく笑う。


「それは…お話したからじゃないかしら?」


───…奈央が、うちに毎日来ていた。


今日も、来てくれる…?



「ヒロくん、やっぱり好きなんでしょう。奈央ちゃんのことが。」


『…彼女じゃ、ないですけどね。』


「あら…偽装彼氏、だったわね。」


『! 華おばあちゃん、なんでそんなことまで…』