『…うん、嫌い。大嫌いだ。』 奈央は誰が見てもわかるほど、悲しそうな顔になった。 『でも…』 「でも…?」 『お前のためなら、悪い気もしないな。』 「…それって…?」 『仕事のためなら、嫌なことなんて何もなくなるってことー♪』 「ちょっと!なにそれ。お金のため?」 『悪いかよ?金払って俺を使ってるのはお前だぜ?』