便利屋




『お前が望むんであれば、様つけてやってもいいぞ?』


「え?ほんとに?」


『なワケねーだろ、あほ。もし本気で様つけて名前呼べなんて言われたら、契約破棄するとこだったぜ。』


「便利屋さんでもできないことってあるんだ。」


『ふっ…例外でな。お前の依頼だけ破棄してやる。』


「なにそれー!?ひどくない?」


『別にひどくねーよ。お前と契約することによって、俺は毎日学校に通わなきゃいけなくなるんだからな。』