便利屋




「…私のことは?」


『ん?』


「蓮は、私のことをなんて呼んでくれるの?」


『それも、お前が決めればいい。』


「どうして?普通こうゆうのって彼氏が決めるんじゃないの?」


『そうかもしれないけど…、俺は彼氏役だ。クライアントに雇われた身。クライアントのお前が決めるんだ。』


「ふーん…じゃあ私は奈央(ナオ)だから…、奈央様って呼んでもらおうかな♪」


『……奈央…様。』


「ふふふっ♪冗談よ。奈央って呼んでちょーだい。」