便利屋





「…ぇ?」



『だーから。奈央は一生俺のものでいろ。』



「もの?ものってことは私は広人の所有物ってこと?」



『そーじゃねえよ。そのうち一緒になって、お前はずっと俺のそばで。一生一緒にいろってこと。』




おいおい。


軽いプロポーズになっちゃってること、奈央は気づいてんのか?





「りょうかい。…子供の名前は優子がいい〜」



『それはお前の親友の名前だろ。てか女の子が生まれる前提かよ。』