便利屋




ぼふっ



俺の言葉は、顔面にクリーンヒットした何かによって止められた。


何かじゃない。

奈央が投げたクッションだった。



『……え…?』


状況が飲み込めない。


『…な、奈央…?』


俺の人生初の告白は、見事に伝える前に断られたってこと…?



「…違うよ。」


何が、違うんだよ。


「そんなことより先に、…私に教えてくれないの?」


…好きって言う前に、なんて言えってゆうんだよ。



「……私、やだよっ…」


俺もいやだ。


なんでこんなに、食い違わなきゃいけないんだよ。


奈央は俺の何を知りたいってゆうんだよ。



「…名前……」