父さんは、その金髪に謝っていた。
謝っているとゆうよりは、俺には怯えているように見えたんだ。
金髪と父さんの会話は聞き慣れない言葉で、日本語じゃなかったから何を話しているかはわからなかったけど…父さんは、謝っていた。
「……ヒロくん…」
ふいに華おばあちゃんの声が、悲しく空間に響いた。
『…どうして…?』
一度言葉にしてしまえば、隠していた思いはとどまることを知らない。
ふつふつと心の底から悲しみが沸き上がってきて…、どうしようもない。
「……あの日のこと、覚えているのかい?」
そんなの、覚えているのに決まってる。
こうして───‥鮮明に。
「…あの日の、ぜんぶを覚えているのかい…?」
─────…ぜんぶ‥?

