「「え?」」

「俺、南が好きみたいだな!南、付き合おうぜ!」

「「えぇぇぇえ!?」」

「南、前に『結愛と別れてあたしと付き合って!』って言ってただろ?俺、結愛にふられちゃったし…南のこと好きになったから、さ。」



バカ。



悠のバカ。



ふってないっつーの!



全部、愛梨ちゃんのせい。



結愛はまだ悠のことが好きなのに!




「愛梨ちゃんのバカ!最低ー!死んじまえ!」



そう言い残して学園長室を出た。



「ちょっと、璃依~?待って!」

「……………………」

「結愛の歌で結愛の気持ちを伝えたらいいじゃん!それまでは、璃依として傍にいて、悠に他の女を近づけないようにしたらいい!」



そうか…


その手があった!



「美鳴、ありがと!頑張ってみる。」

「うん。その意気だよ、璃依!」